※他の作品
点と線 (新潮文庫)
ゼロの焦点 (新潮文庫)
砂の器〈上〉 (新潮文庫)
砂の器〈下〉 (新潮文庫)
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他の松本清張作品レビュー
上司ともめて大手新聞社
港湾開発に乗じて保障金をせしめようとする市議員の欲望とそれを支持する吏員の画策にメスを入れるため、田村は陽道新報の新社員として調査に乗り出す。
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展開についてはやや無理のある設定かなと思った。
今回の話は犯罪の推理へ焦点が当てられるというよりは、登場人物たちの信念と呼べるものに着眼できたのではないかと思う。
静かでありながら、微力でありながら、病身でありながらも仕事に真摯な男たちの姿を見た。



推理の設定自体は相当に無理がありますが、それはどうでもよいと思います。登場人物全員が好きです。今読んでも涙が出ますね。
投影は短編小説ですが、読み応えありました。僕もここに出てくる登場人物に随分思い入れが出来ました。
時間が経ってからあらためて読むと、発見があったり、読んだ頃の情感がその時の背景と重ね合わせて妙に鮮明に蘇ったりして、感動することがあります。読み返すって、とてもすばらしいですよね。
実は僕自身も太市と同業でして、瀬戸内の支局に飛ばされたことがあります。当時の彼の気持ちが、手に取るように分かります。本社に戻って読み返し、改めて涙が出ました。
年を取っても青臭い社長、彼を支える新六、彼らを優しく見守る社長の奥さんと頼子。一人が欠けても成り立たない、素晴らしい世界です。
またお邪魔します。
実は僕自身も本社から瀬戸内の拠点に飛ばされた経験があります。太市の気持ちが手に取るように分かります。登場人物ひとりひとりに共感ができます。推理小説を読んで泣いたのは、これが初めてです。
またお邪魔します。
そうだったのですか。いろいろ職業柄、経験しておられるのですね。本を読み進めていて、登場人物の周囲の環境や個人の性格に一致が見られると、感情移入しやすいですよね。痒いところに手が届くような表現が清張作品には随所に見られるので、多少時代背景が古くても、読んでいて違和感を感じさせません。
どうぞ、またいらしてくださいね〜。
いったいどうやって取材してああいった小説を書いておられるのか、本当に不思議です。
当時の習俗が目に浮かび、なおかつ普遍的な何かがきちんと伝わってくる。高校生のころから不惑目前の今まで、何度読んでも素晴らしい話です。
清張さんの情報収集力には脱帽ですよね。豊富な資料からまさに本物のこだわりを感じさせる小説の骨子は、見えないところでの地道な努力があるのだなぁとあらためて感心してしまいました。
“普遍的な何か”がほんとに時代の幅を超えて伝わってくる思いです。
今回11月の人事異動で、別会社への出向を命じられました。記者ではありますが、閑職といわざるを得ません。
再び「投影」を読み返したしだいです。太市のように一発逆転はないと思いますので、地道に日々の仕事に当たろうと思っています。
人事異動の際はお疲れ様でした。しかし、記者という職業についておられるなんて素晴らしいですね。出向という言葉一つとっても、必要とあらば、どこへでも駆けつけて、地で歩いて材をとる、個性が反映される際立った仕事というイメージがあり、とてもうらやましいです。
「投影」は、不肖さんの中でも、清張作品を超えて、特別な想いがこめられている作品なんだなぁとあらためて感じさせられました。信念が報われるのを見るのは、なんか心が晴れ晴れします。
またいらしてくださいね〜。。
太市と違い、生活は保障されていますから、その意味では気が楽です。畠中社長のように「正義、正義」と堂々としていられるような男になれるよう努力します。
このサイトには心から感謝しています。「投影」についてのコメントは、ネット上にも非常に少ないものですから。
そうでしたか〜。記者のお仕事にもいろいろなあるのですね。考えてみれば、出版されている雑誌の多岐にわたる系統や数を考えれば、それだけ、幅も広いですよね〜。文章を書く、纏めるといった作業に携わる仕事自体が魅力的だと思います。
「投影」作品中の社長は、清張シリーズでは善者の視点でかかれていますね。政治ネタでゆすったりたかったりする、政治研究出版社が登場することも少なくないので、本編におけるかなり正統派なところが、読んでいてうれしかったです。
「投影」の感想についての希少なコメント、こちらこそ感謝しています!
短編、そう中編でしたね。纏まりもよく、出てくる登場人物も少なくないのに、余すところなく、誰もが個性的で印象深く描かれているのがよかったと思います。清張作品、必須ワードの“崖”ですが、“記者”との組み合わせも多く、『蒼ざめた礼服』なんかもかなり印象に強く残っています。そして『投影』の結末は、主人公にとってひとつの通過点であるこの事件が、主人公の決意を固める重要な分岐点ともなっているように思いました。
来年は、この名作が世に出て半世紀となります。清張作品の中ではマイナーなものでしょうが「不朽」という言葉がぴったりです。
僕は実家が福岡ですので、正月休みに小倉の松本清張記念館に行ってきます。「投影」について何か分かったら、報告します。
松本清張記念館、行かれるのですね。僕も前に旅行で行きました。小倉城の横にありますよね。清張さんの書斎とかが忠実に再現されていた記憶があります。ものすごい資料数でした。
よいお年を〜。
半世紀がたっても、変わらず人の心を打つ作品を書けるというのは、素晴らしいことですね。
清張作品を読む際に、今から50年ほど前のものもあるにもかかわらず、当たり前かもしれませんが、心の機微のようなものが現代のものと合致したりすると、ああ、基本的にいつの時代も変わらないんだなぁと感動を覚えたりしますよ〜。
そうでしたか。『投影』は、長すぎて間延びすることもなく、短いながらも内容が充実していて清張作品の醍醐味がまさに凝集した作品なので、誰かに読んでもらうのにお勧めですね、。
清張シリーズは、近年のTVドラマ化のイメージもあってか、やはりおどろおどろしいものや、ミステリーテイストのものが多いので、そういう感じを受けるかもしれませんが、そんな中、『投影』的ラストを飾る爽やかなものも、実は少なくないですよね。個人的には『風の視線』のラストもある意味、爽やかだと思いました。おすすめします!
会社勤めをしているといろいろなことがありますが、太市や新六さん、そして畠中社長の働きを見ると奮い立つ思いがします。
われわれのほかにも、こんなファンがいますよ。
http://www.geocities.jp/web_hon/07/matsumoto.htm
追伸:あらすじの「陽動新報」は「陽道」が正解です。
“陽道新報”でしたね。ご指摘ありがとうございました!
リンク先のHP見ましたが、素晴らしいですね。こんなに作品を読んでおられる方がいるのは驚きです。
良い作品が、これ以上に評価されるように、いろいろな人に知れ渡るとうれしいですね!参考にさせてもらいますよ。
まだまだ沢山、貴重な作品がありそうなので、これからも発掘していきたいと思います。コメントありがとうございます。。
ついに出ました! 僕はこの本の新書版を持っていました(カッパノベルズ)。
多くのファンが「投影」を読んでくれることを祈っています。
新しく新書版が出たのですね。特に自分の思い入れの強い作品は皆に共感してもらいたいとおもいます。
たくさんの人が見てもらえるといいですね!
友達に勧めまくってます。
『投影』は完成度も高いし、あまり長い話ではないので、初めての人にも読んでもらうのにちょうどいいかもしれませんね〜。